FLOW
施工工程
まず、劣化調査や試験施工などによりコンクリート構造物の特性(コンクリートの強度、材齢、劣化度合い)を把握し、ウォータージェットの設定の最適化を行います。
適切な水圧、水量などで施工することで、コンクリート構造物に与えるダメージを最小限に抑えます。
施工中
はつり装置を用いてコンクリート構造物をはつります。施工場所、環境に応じてロボットを用いた機械施工と、人がハンドガンを使用して行う手動施工を使い分けて施工します。
削岩機等を用いた打撃破砕とは異なり振動・騒音も少なく、作業者への負担が少ないのが特徴です。
作業が進み、構造物表面のコンクリートがはつられ、鉄筋が露わになってきました。鉄筋にはダメージはありません。
ウォータージェット工法の最大の特長は、構造物内の鉄筋等を傷めることなくコンクリートのみを破砕できることです。また、振動・騒音が少ない、粉じんが出ない、局所的な施工が可能なことから施工対象構造物周辺へのダメージも少ないなど、環境と作業者にやさしい工法です。